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木片あそび

こんにちは、代表の中村です。

 

突然ですが、靴のサイズと足長は違います。

普段履いている靴のサイズが28㎝だとすると、足長はだいたい1~1.5㎝小さいそうです。そういえば以前靴屋で足長を測ってもらった時は26.8㎝くらいだった気がします。

それを忘れて、ネットで安いシューキーパー(シューツリー)を買ったところ、見事に靴に入らないシューキーパーが届きました。

無理やり突っ込むと、靴が割けそうな感じです。

買いなおそうかな、、、とも思いましたが、構造が簡単なので直せそうです。

そこで今回は、休日仕事の合間に、シューキーパーの全長を詰める事にしました。

結果オーライでしたが、ここで前提として、私は従業員とは違ってものづくりに関しては素人同然です。

そんな私がプロツールを使って独りで遊ぶというのは、本来とても危険な事です。決してマネしないで下さい。

 

さて、外周を削って左右同じに揃える自信が無かったので、内側の平面部を削る事にしました。

取りあえずバラします。

15mmのところでノギスを使ってケガキます。(見易いようにケガキ線に沿ってボールペンで線を引きました)

ダメ元でコンターマシン(電動帯鋸)にかけようとしたら、案の定ワーク(シューツリー踵部)に刃が入った瞬間ガコッ!と噛むようにして回転してしまったので、バイス(万力)に挟んで木鋸を使い手動で切りました。

真っすぐ切る自信が無いので4mmほど切り取り線から離れた所を切ります。

 

残りの部分を、小さいベルトグラインダー(ループ状のベルトヤスリを電動で回転してくれる機械)に60番のベルトを付けて削ります。

400番にセットし直して面粗さを整え、ついでに面取りします。

ご覧の通りネジ穴が無くなってしまったので開け直さなければなりません。

ワークの内側端面からネジ穴の軸中心までの長さをだいたい測っておきました。19mmくらいでした。ネジの頭の外径は6mm弱でした。

ここから(当社の技術部長曰く)危険な作業が始まります。

メケン(肉眼での見当)でポンチを打って、ボール盤を使ってフリーハンドで3mmくらいの下穴を開けました。バイスには噛ませられないだろうと思ったからです。

当然ですが、ワークにドリルの刃が噛んだ瞬間と抜ける瞬間は、回転方向に比較的大きな力がワークに加わるため、ワークが捻じれてドリルが折れたり、ワークが割れてしまう可能性があります。

従業員に依ると、本来であればこの時、バイスに柔らかいもの(例えばタオルや革、ドリルに当たらないように注意!)を噛ませてワークを固定し、位置決めしてから穴明け加工をするのが良いそうです。へーすごーい。

今回はワークに使用されている木が安い柔らかいものだったことが幸いして、大事には至りませんでした。

そのまま6mmのドリルに替えて仕上げます。

ネジを使わず仮組みしてみると、スプリングが底付きしてしまいました。

スプリングを詰めるか、踵側の穴を深くするしかありません。

なんとなく踵側の穴を深くする方が良いと思ったので、今度は旋盤に太いドリルをチャッキングして加工する事にしました。

 

ドリルの外径は12mmで、元々開いている穴がガイドになると思ったのでそのまま行きます。

底付き時のシューキーパー内側端面同士の隙間が10㎜弱で、12φの穴深さがだいたい42mmくらいだったので、穴深さが55mmくらいになるようにワークをドリルに対して弱く押し込みました。

この加工は流石に木が割れたり穴が貫通したりワークに付いている金属部品に当たって怪我をするかもしれないと感じながら加工しました。

これも先程のネジ穴と同様ボール盤でやる方が良かったようです。

あとこの加工方法で穴の深さを増す場合、ドリルに輪ゴムを嵌めて目標深さの目安にするといちいち測る必要が無いそうです。へー、あったま良いー。

反対側も同様に加工して、兎も角シューキーパーは靴に収まりました。写真だと斜めに削れてしまっているように見えますが、これは仕様で、靴の形に合わせて曲がるように設計段階で適度な遊びが設けられているようです。

 

当社にとっては何だか逆効果のコマーシャルになってしまったような気もしますが、私はお客さんから受けたオーダーをこなす人員ではないので、ご安心ください。

仕事をこなす従業員は全員プロなので、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

今回は以上!

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